68:名無しNIPPER[saga]
2015/07/07(火) 22:59:52.66 ID:Ku6n+8PR0
風呂場前。
千早「開けますよ……」
ガラ…
P「――――――――――!!?あ…あああ………………」
覚悟はしていたが、ソレを見た瞬間、俺は無意識に嗚咽にも似た声を上げる。
そこには…浴室には無造作に横たわる雪歩がいた。
いや……正確には雪歩の抜け殻があった。
その目は魂が宿っていないにも拘らず、大きく見開き、その光を、生を失った瞳は、その無念さを強く訴えるかの様に、まっすぐに俺を見詰めている様な気がした。
俺はその瞬間、居た堪れない気持ちになり、半ば無意識に彼女のその両目にそっと手をやり、瞼を閉じさせる。
瞼を閉じた雪歩の顔は、気のせいかほんの少しだけ穏やかなものになった様な気がした。
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