過去ログ - 【SAO】アインクラッドでおっかなびっくり生きる 19 【安価】
1- 20
948: ◆GVCfHyzjmtRo[saga]
2015/09/08(火) 08:51:04.79 ID:iSWEC5OUo

>>935 2 持っていかない。(戦闘の邪魔になったり《ベンダーズ・カーペット》自体の紛失や盗難を心配したりせずに済みます)

──────────────────────────────────────────────────
※クエスト起点NPCに話かけてみる、革、金属素材に関係しそうなものを特にチェック
──────────────────────────────────────────────────


2023年03月20日(月) AM 07:30

クエストをクリアした際に得られるボーナス経験値はなかなか馬鹿にならない。

次のスキルを考えているトモミがスキルスロットの増えるレベル20まで経験値を稼ぐのに役立つかもしれない。

《ベンダーズ・カーペット》は何かと便利なものなのだがそれ自体をストレージに仕舞う事が出来ない。

20層《主街区》でアルゴの調べたクエストを受けられるNPCに話しかけてみるつもりである以上、

嵩張って戦闘や行動の邪魔になる《ベンダーズ・カーペット》は持って行かない方がいいだろう。

俺とマサムネが居る以上戦闘自体は問題無いが、仕様上モンスターに攻撃しなくては経験値が得られないからな。

折角一緒に行動するのだ、武器と盾を手にして殴って貰わなくては勿体無い――――が、勿論安全が第一だ。

俺だけならいざ知らずトモミが居る時にリスクを冒すつもりは毛頭無い。

トモミが攻撃に晒されない様に俺とマサムネの反対側、モンスターの背後から攻撃して貰うのがいいだろう。

トモミの攻撃が命中次第、可能な限り全力で速やかに沈めたい所だ。

ただ、これはモンスターの攻撃手段や挙動などを調べるのには不都合な狩り方なので、

初見のモンスターは一頻り俺が殴られて情報を得てから2人に攻撃に加わって貰うのがいいかもしれんな。


20層主街区《ウェルト》の《転移門広場》は朝からプレイヤーと露店でごった返していた。

昨晩も相当なものだったのだが人口密度と活気を見るにまだまだ祝賀ムードは健在らしい。

マサムネが100万コル一括払いで購入した初物レアイヤリングのガイドマーカー機能を利用するにはマップ上で目的地を設定する必要がある。

つまりマップの何処に何があるかをメモするという事前準備が必要なので、必然的に初めての場所では十全に運用することが出来ない。

……マップデータを事前に提供して貰うという手段もあるにはあるか。

ただ、《圏外》ならいざ知らず《圏内》でまで甘えるのはどうかと思うし、マサムネが自分で使い易いようにしなくては意味が無い気もする。

ともあれ此処《ウェルト》でマサムネに芸術性を発揮されても困るので逸れないように手段を講じる必要があったのだが、

最早習慣になっているだけなのかもしれないが、トモミがマサムネと手を繋いでくれたので助かった。

如何せんこの人ごみなので何かの拍子に手が離れてしまう可能性もあるが、

転移直後にマサムネが右手を振り下ろしてメインメニューウィンドウを操作し何か書き込んでいたのを確認済みだ。

恐らくマップにここが《転移門》の場所だと解る印を付けるなりしていたのだろう。

もし逸れても慌てずにメッセージを送って寄越した上で《転移門》の前で落ち合えるであろう事を確信できる程度には信頼している。

ちなみに残念ながら俺自身はあまり信用できないので、実の所あまり偉そうな事は言えないのだった。

こんな人ごみの中でトモミと逸れてしまったら俺の理性がどうなってしまうか解らんし、

純粋に手を繋ぎたくて仕方が無いので空いていたトモミの右手に左手の甲をそっと触れさせてみた。

気付いたトモミが嬉しそうな顔をしてくれたので心底安堵する。

そのまま手にとって互い違いに指を絡めるようにしっかりと繋ぎあった。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1187.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice