過去ログ - 【SAO】アインクラッドでおっかなびっくり生きる 19 【安価】
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957: ◆GVCfHyzjmtRo[saga]
2015/09/09(水) 03:09:41.12 ID:YX1Gj8uJo


2023年03月20日(月) AM 07:30

《転移門》は新たに20層《主街区》へと転移してきたプレイヤーを次々と吐き出している。

手を繋いだ状態で何時までも突っ立っていては邪魔になるし、運良く俺達より現状を把握していそうな人材を見つけたのだ。

何やら祭りを満喫中といったご様子だが、見つけたというのに声をかけないというのも薄情なのではないだろうか。

トモミの手を引いて近づいていくと俺達に気付いたルイコは串焼きもどきを掲げてみせた。

挨拶しようとして口の中の物に気付いたのか膨らんだ頬を元に戻すべく凄い勢いで顎を動かし咀嚼する。

ルイコ「ふぅ……アーテルさん、トモミさん、マサムネさんおはようございます!」

マサムネ「おはよう」

トモミ「おはようございます」

アーテル「すまんな、お楽しみの所を邪魔してしまったか?」

ルイコ「あはは、恥ずかしいところを見られちゃいましたねー、いやでもこれ超美味しいんですよ、おすすめです!」

トモミ「ばーべきゅーですか……?」

アーテル「そんな感じだな」

ルイコ「そう思いますよね、私もそう思って買ったんですけど」

マサムネ「違ったんだ」

ルイコ「はい、この艶々カリカリのお肉っぽいの、甘くて柔らかくてフルーティーなんです」

アーテル「なんなのだそれは……」

ルイコ「そしてタレがコクと深みのあるビターな甘さ……!」

マサムネ「……チョコバナナ?」

ルイコ「そう!そんな感じなのですよ!こんなにジューシーな見た目なのに!」

アーテル「見た目から味が想像し難いにも程があるだろう……食い物関係は独創的過ぎて覚え難くていかん」

これが現実のレストランだったならオーナーを呼んで問い詰めたくなるかもしれん。

と言っても今ここに無作為底浅陰気根暗エロもやしを呼びたいとは全く思わんが。

マサムネ「うーん、朝からがっつり肉と言う気分を裏切るこのおやつ感……」

ルイコ「微妙ですか?」

マサムネ「ううん、美味しいけど」

ルイコ「良かったです」

ルイコ「ちなみに一緒に刺さってる焼けた玉葱みたいなのはプリン味のマドレーヌっぽかったです」

マサムネ「おやつだ……これ間違いなくおやつだ……」

原価が解らんので1本10コルは妥当なのかそうでないのかさっぱりなのだが、

ルイコとマサムネに謎串を売った男性プレイヤーは年下女子3人を何やら幸せそうに眺めているのできちんと採算が取れる額に設定している思われる。

売れば売るほど赤字になる状態だとしたら、あんなに嬉しそうな顔は出来ないだろうからな。

トモミ「そういえばマサムネさんは朝ごはんまだでしたね」

マサムネ「うん、この後も適当に見繕って買い食いする予定」

ルイコ「皆さんも観光ですか?」

アーテル「情報収集を兼ねてクエストでも受けてみようかと思ってな」

ルイコ「ふむふむ、さすがですね!」

何が流石なのかはさっぱり解らんがルイコはキリトやアスナ嬢、無作為エロもやしと一緒に既に一通りクエストを受けたそうで、

「まだ進めていないので展開や報酬は解らない」と言いながらも可視化タブを押して受注リストを見せてくれながら解る範囲で説明してくれた。



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