過去ログ - 京介「別れよう」 黒猫「え……」
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23:名無しNIPPER[saga]
2015/07/07(火) 23:13:14.91 ID:ABn+E12Xo


俺はぼんやりとしたままあやせの戻りを待ち、そして入れ替わって身体を清める。

たっぷり時間をかけ汚らわしい毒を綺麗に洗い流した後、彼女の部屋に戻ると掃除と換気とシーツの交換が済まされていた。

俺は無言で床に腰を下ろし、あやせの反応を待つ。

あやせ「ふぅ。一応これで痕跡は残ってないはずです。わたし的には問題ないんですけど、まだ両親に知られるのは早いと思いますから」

俺が浴室に入っている間に用意したのだろう、テーブルの上には澄んだ香りをたたえたカップが並んで置いてあった。

あやせ「喉が渇いてますよね? 遠慮なくどうぞ」

だが、先日の事があったのにあやせの出す物を口に入れられる訳がない。

あやせ「大丈夫ですよ? 今から桐乃を迎える計画を話し合うんですから、変な薬は入ってません」

京介「信用できない」

あやせ「そうですか? 残念です」

まるで残念がってない表情で言ってのけるあやせ。

あやせ「それではこれからのことですけど、まずは桐乃を日本に呼び戻さないといけません」

京介「その事だけどな、俺が居るなら桐乃は居なくても大丈夫だろ? 移動だけで負担になるし、わざわざ戻さなくても良いんじゃないか?」

あやせ「わたしはお二人と一緒に生きていくと決めましたから。だから京介さんだけでは足りません。桐乃がいて初めて完成するんです」

京介「俺が桐乃の分までカバーするとしてもか?」

あやせ「ダメです。京介さんが二人分の愛情をわたしに注いでくれるなら話は別ですけど、今の京介さんでは一人分にも届いてません」

京介「……」



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