過去ログ - 京介「別れよう」 黒猫「え……」
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7:名無しNIPPER[saga]
2015/07/07(火) 22:53:18.78 ID:ABn+E12Xo


京介「はっ」

正体不明の焦燥感に駆られて跳ね起きると、そこは見知らぬ……いや、見知ったあやせの部屋だった。

室内は暗く、どうやらすっかり陽が落ちているようだけど、なぜこんな時間に俺はここに居るんだ?

あやせ「起きましたか? 身体は大丈夫ですか?」

と、電気が点き室内が明るく灯される。

俺はどうやらあやせのベッドに寝かされていたらしい。身体を起こすと、目の前にあやせが立っていた。

京介「なんでこんな時間に俺はここに居るんだ? どうも良く憶えてねーんだけど」

あやせ「身体は大丈夫ですか? どこかに違和感はありませんか?」

京介「いや、特に問題は無いと思うが。……なんか違和感はあるな。ちょっと全身がゴワゴワしてるような」

あやせ「そうですか。ちゃんとしっかり拭き取ったつもりなんですけど、やっぱり寝ている人が相手だと自分の身体のようには上手くできませんね」

京介「悪いな、なんか寝ちまってたみたいだ。もう遅いし帰るよ」

あやせ「待ってください」

京介「なんだ? あやせの親も遅くまで男が居たら心配するだろ」

あやせ「その点はご安心ください。今日は両親ともに遅くなるので、今はわたしたちだけしかこの家にいません」

京介「そっか。でもあんま男を遅い時間まで部屋に上げとくもんじゃねーぞ? 俺は紳士だから大丈夫だけど、あやせは魅力的だから他のヤツなら襲ってるかもな。もっと自分を大事にしてくれ」

あやせ「わたしは魅力的なんですね、ありがとうございます。だけど、もう手遅れですよ?」

京介「は? 何が手遅れなんだ?」



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