過去ログ - 京介「別れよう」 黒猫「え……」
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86:名無しNIPPER[saga]
2015/07/08(水) 20:07:22.73 ID:Xa0P4W41o
あやせ「そうなんですね……わたしが悪いことをしたから当然の結果なんですよね……」
京介「ああ、そうだな」
あやせ「…………分かりました……別れましょう」
京介「ああ。これで俺たちは恋人じゃなくなった。普通の友達だ」
あやせ「はい……。今日までたくさん愛してくれて、ありがとうございました」
俺はおまえを愛してなどいなかった。言わないけどさ。
あやせ「ただ、これだけは聞いておかないといけません。子どものことはどうするつもりですか?」
京介「あやせは産むつもりなんだよな?」
あやせ「はい。産む産まないを決めることができるのはわたしだけなので、誰になんと言われようとも絶対に産みます」
京介「……まず、当たり前だけど認知はする。ただしあやせと婚姻関係は結ばないし、養育費を払うつもりもない」
我ながらなんて酷い言い草だろうとは思う。とんだ人間の屑だぜ。ただそれでもな、俺はあやせとの子を自分の子どもとして扱うつもりにはなれない。
強制認知なんて制度がなけりゃ、認知だって拒否したいくらいに嫌だ。
あやせ「そうですか、認知はして頂けるんですね、安心しました。それと、今のわたしたちの関係で結婚できないのは仕方がないと思います。養育費についても、わたしの貯金と報酬だけで当面はやっていけるので問題ありません。親にも頼ることになるでしょうし」
京介「そうか……」
あやせ「あんまり気に病まないでください。確かに知らない人の目には無責任に映るでしょうけど、そもそもが不法行為によってできた子ですから京介さんの判断は正しいと思います」
京介「そう言ってもらえると助かるよ」
あやせ「はい。ただし、です。わたしが元に戻ることができたら京介さんに正しくアプローチしますからね。やっぱり子どもには父親のいる家庭で育って欲しいですから、わたしはあきらめないと思いますよ? 覚悟しててくださいね!」
正直それは勘弁して欲しい。俺は黒猫と一緒になりたいんだ。勿論これも言わないけどさ。
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