過去ログ - 万里花を愛でるニセコイSS「アンミン」
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名無しNIPPER
2015/07/08(水) 00:23:39.46 ID:34pzihRt0
「ら、楽様……そんなに固くならず、力を抜いてください」
「た、橘こそ……もっとちゃんと、俺の腕に頭を乗せろよ」
一条楽と橘万里花は楽の自室に敷かれた布団の中で、いわゆる腕枕、の体勢になっていた。
「楽様……暖かいですわ……」
万里花が楽の胸元に頬を寄せる。
万里花の髪から漂うシャンプーのいい香りに、楽は思わず意識が飛びそうになり、慌てて頭を振るう。
目的を忘れてはいけない。
そもそもどうしてこんな状況に陥ってしまったのか。
全ては二日前、教室での出来事が発端だった。
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2
:
名無しNIPPER
2015/07/08(水) 00:24:39.26 ID:34pzihRt0
遅刻ギリギリ、全力ダッシュでギリギリ駆け込んだ教室。
汗だくで息を切らせている楽とは対照的に、同じ速度で走ってきたはずの桐崎千棘は涼しい顔をしていた。
「あれ、何これ、消臭剤? ダーリン、これ使ったら?」
以下略
3
:
名無しNIPPER
2015/07/08(水) 00:25:11.41 ID:34pzihRt0
「楽様、おはようございますですわー!」
いつもの挨拶とともに楽に駆け寄り抱きつく万里花。
楽の身体に両腕を巻き付けて頬をすり寄せてくる。
以下略
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