過去ログ - 魔王「復活してからハンコしか押してないんだが」側近「次の書類でございます」
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12: ◆Ci93ETY3/Wr3[saga]
2015/07/08(水) 11:56:24.76 ID:7lFtx34C0


側近「最後の、在外居留民、いわゆる野生の魔物と呼ばれる者達は、外務省の管轄でございます」

魔王「妖精族か」

側近「はい、妖精族は元々人間との交流もあった種族ですから、人間界の魔物の安全を確保する上でも適任です」

魔王「確かにな、俺が前回侵攻する時も、アイツら使って悪人誑かしたりしたわ」

側近「さようでございましたな、お懐かしい」

魔王「それで?それがなんで調査が上手く行っていない理由になるの?」

側近「まあ平たく言えば、どこが主導でこの調査を行うか、という事でモメているのでございます」

魔王「は?」

側近「情報通信省は魔界の名門、アスタロト侯爵家の配下でございますし、なんといっても諜報のプロという自負がございます」

側近「つまり、種族としても格が高く、しかも諜報のプロですから任されて当然、という意識がございます」

側近「それに対して、対人調査局というのは、省庁の格としては外局扱いですが、所属は魔王府になります」

側近「しかも、その名の通り、人間界の事を調査するのは彼らの専門でございます」

側近「そうなりますと、情報部の使い魔ごときが専門外の仕事にまで出張って来るな、と、こういう意識になるわけです」

魔王「なにそれこわい」

側近「そもそも、どちらも諜報を扱う部署でございますから、元からあまり仲が良いとは言えないため、泥沼に陥りがちです」

魔王「じゃあもうそいつら放っといて妖精族にやらせたらいいじゃん」




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