過去ログ - 【安価】ダンガンロンパーズ part4 神谷「違う…向き合う時が来ただけなんだ!」
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◆11nx.E09nc
[saga]
2016/02/09(火) 16:44:41.11 ID:8qC6ULr4o
渚「率直に聞きたい、愛野の事をどう思ったんだ?」
天城「どうって…うーん」
しばらくの沈黙、俺は何も言わずに答えを待った
天城「偽りの開放」
渚「…なんだ?」
天城「昔、ドイツだったかな?殺人を犯した死刑囚が突然釈放されたんだよ、厳重な監視の下ね。
それだけじゃなくて、顔も変えて正体を隠して、できるだけ人間関係を持てるように取り計らったの。
簡単な仕事もさせてね。その甲斐あってその死刑囚は数人の友達を作り、恋人までできたんだって。
カオルくん、ここまで聞いてどう思う?」
渚「一見すると、新手の更生プログラムか?聞いたことがないが…」
天城「本当にそれだけ?」
渚「いや、『偽り』だろう?」
俺の問いに答えず天城は続けた
天城「…実際にその死刑囚は心を入れ替えた、一番充実したその時、とある人がその死刑囚の正体をみんなにばらしたんだよ。
『こいつは実は人殺しの最低野郎なんだ!!』って、友達や恋人は逃げるように離れていった、一瞬だってさ。
精神崩壊を起こした死刑囚はさっさと拘置所に戻されて、その三日後に死刑執行だって」
渚「なんでそんなことをしたんだ?」
天城「『偽りの開放』っていうのはこの実験の名前。ぜんぶとある臨床心理学者が考えた実験だったんだよ。まさにマッドサイエンティスト
あまり明るみにでてないみたいだけどね」
いやなんでそんなことをお前が知っているんだ?
疑問には浮かんだものの、さして重要なことでもない、そこを追及したりはしなかった。
渚「同じだと言いたいのか?」
天城「うん、マッドサイエンティストが黒幕で、心愛ちゃんは実験対象、ううん私たちもだね。
そりゃ最初は思ったよ、心愛ちゃんが余計なことをしなかったらアキラくんは死ななかったかもしれないもん
でも、この実験を思い出したらさ…」
天城「なんか冷めちゃってさ」
渚「…そうか」
天城「私たちこれからどうなるのかな?こうやって話してることまで全部黒幕の思い通りなのかな?」
渚「さあ、それは否定も肯定もできないが…」
天城「そりゃそうだよね」
だが…
渚「だが、先ほどの話、俺には同じとは思えないな」
天城「え?」
渚「少なくとも、愛野には味方がいた。身を挺してかばった奴がいる」
天城「…あ」
渚「それだけでもかなり変わってくるんじゃないか?」
天城「言われてみれば確かに」
渚「だれにもこの先どうなるかなんてわからない、言い換えれば何もかもが黒幕の思い通りにはならない」
天城「ものは考えようなのかな、カオルくんってなんかもっとネガティブな人かとおもってたけど」
渚「放っておけ」
少なくとも天城にコロシアイを起こそうとするほどのトランスは感じなかった
天城の好感度が少し上がりました
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