過去ログ - 恭介「戦線名はリトルバスターズだ!」
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792: ◆u0K2X4aJDs9X[saga]
2015/07/22(水) 21:22:20.58 ID:sFy8gEyhO
恭介「こういう時もあるさ、なにもかも上手くいくわけじゃない」

ゆり「そうね、現実はいつだってそういうものよね」

恭介(励ますために言ったつもりだが、むしろ追い込んでしまったみたいだ…)
以下略



793: ◆u0K2X4aJDs9X[saga]
2015/07/22(水) 21:22:57.53 ID:sFy8gEyhO
恭介「だからこそ仲間がいるんじゃないか、こういう時に助け合えるように」

恭介「そしてあいつらをまとめてるリーダーはお前だ、もっと自信を持ってもいいんじゃないか?」

恭介(今、俺が思いつく精一杯の言葉でゆりっぺを励まし続ける)
以下略



794: ◆u0K2X4aJDs9X[saga]
2015/07/22(水) 21:23:41.07 ID:sFy8gEyhO
ゆり「別になりたくてリーダーになったわけじゃないわ、始めに刃向かったからそうなったのよ」

恭介「刃向かった?…天使にか?」

ゆり「…ええ。天使にも、神にも、この世界そのものにも」
以下略



795: ◆u0K2X4aJDs9X[saga]
2015/07/22(水) 21:24:38.04 ID:sFy8gEyhO
恭介「ゆりっぺの生前に、それだけ神を憎むなにかがあったんだな?」

ゆり「…そうよ、気になるなら話してあげるけど。面白い話でも無いわよ」

恭介「…聞かせてくれ、ゆりっぺが構わないなら」
以下略



796: ◆u0K2X4aJDs9X[saga]
2015/07/22(水) 21:25:16.06 ID:sFy8gEyhO
ゆり「物好きね、まあいいけど」

恭介(そう言うとゆりっぺは少しだけ距離をおいて、俺の隣に座る)

恭介(膝を抱えながら小さくなって、俺に生前の出来事を語り始めた)


797: ◆u0K2X4aJDs9X[saga]
2015/07/22(水) 21:26:01.66 ID:sFy8gEyhO
ゆり「…あたしには兄妹がいたの」

ゆり「あたしを含めて四人兄妹よ。あたしが長女で、下に妹が二人と弟が一人」

ゆり「両親の仕事が上手くいってたのもあって、すごく裕福な家庭だった」
以下略



798: ◆u0K2X4aJDs9X[saga]
2015/07/22(水) 21:26:47.87 ID:sFy8gEyhO
ゆり「…夏休みだったわ。両親が留守の午後、見知らぬ男たちが家の中に居た」

ゆり「真夏なのに暑そうな目出し帽を被って、一目で悪いことをしにきたってわかったわ」

ゆり「あたしは長女として、絶対にこの子を守らなくちゃって思った」
以下略



799: ◆u0K2X4aJDs9X[saga]
2015/07/22(水) 21:27:29.29 ID:sFy8gEyhO
ゆり「連中は、もちろん金目のもの目当てよ」

ゆり「でも、彼らは見つけ出せなかったの」

ゆり「無闇に窓ガラスやテレビを壊したりして、苛立ちを見せ始めた」
以下略



800: ◆u0K2X4aJDs9X[saga]
2015/07/22(水) 21:28:18.75 ID:sFy8gEyhO
ゆり「お姉ちゃん、あんたは長女だ。家の大事なものの在処くらい、教えられているだろう」

ゆり「地震が来たら、それを持って逃げなさい」

ゆり「強盗さんが来たら、それを渡してお帰り願いなさい、そう聞かされた覚えがあるだろうって」
以下略



801: ◆u0K2X4aJDs9X[saga]
2015/07/22(水) 21:29:07.11 ID:sFy8gEyhO
ゆり「でも…さあ、それを探して持っておいでって、続けた」

ゆり「時間は10分、10分に一つずつ」

ゆり「もし僕らが気に入らなかったら、この子たちとは一人ずつお別れになってしまうよ…」
以下略



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