過去ログ - 恭介「戦線名はリトルバスターズだ!」
1- 20
804: ◆u0K2X4aJDs9X[saga]
2015/07/22(水) 21:31:21.70 ID:sFy8gEyhO
ゆり「もうすぐ10分が経つ、だから急いで階段を降りようとしたの。けど…」

ゆり「足を踏み外して、一階まで転げ落ちて、その壺は割れたわ…」

ゆり「そして…」
以下略



805: ◆u0K2X4aJDs9X[saga]
2015/07/22(水) 21:32:01.76 ID:sFy8gEyhO
ゆり「…警察が駆けつけた時、生きていたのは…、あたし一人だった」

恭介「………」

恭介(ゆりっぺはなお、自分にとって最も悲惨な結末を口にした。そして…)


806: ◆u0K2X4aJDs9X[saga]
2015/07/22(水) 21:33:16.65 ID:sFy8gEyhO
ゆり「だから、あたしは抗うのよ。理不尽な現実にも、そんな運命を強いた『神』にも」

ゆり「悪いことなんてなにもしてないのに、あの日までは立派なお姉ちゃんでいられた自信もあったのに」

ゆり「守りたい全てをたった30分で奪われた…!」
以下略



807: ◆u0K2X4aJDs9X[saga]
2015/07/22(水) 21:34:12.43 ID:sFy8gEyhO
恭介(そんな過去、理不尽すぎる。神を許せない気持ちだってわかる)

恭介(もし俺に同じことが起きていたら…)

恭介(鈴を、理樹を、真人を、謙吾を人質にとられ、なす術なく殺されたら…)
以下略



808: ◆u0K2X4aJDs9X[saga]
2015/07/22(水) 21:35:34.30 ID:sFy8gEyhO
恭介「違う。俺だってもし理不尽を強いたやつが本当にいるんなら、絶対に許せないだろう」

ゆり「言ったじゃない…!神に復讐したいわけじゃないってあの時に!」

恭介(あの時とは当然、俺の戦う理由を宣言した時のことだろう。なら一つ忘れてるぜ?)
以下略



809: ◆u0K2X4aJDs9X[saga]
2015/07/22(水) 21:36:55.10 ID:sFy8gEyhO
恭介「俺はただ、悪意よりも善意を信じたい」

恭介「憎しみよりも、優しさを理由に戦いたい」

恭介「その大切さを教えてくれた奴らがいる、そうして強くなった奴を知っている」
以下略



810: ◆u0K2X4aJDs9X[saga]
2015/07/22(水) 21:37:41.49 ID:sFy8gEyhO
ゆり「………」

恭介「………」

恭介(お互いに沈黙が続く)
以下略



811: ◆u0K2X4aJDs9X[saga]
2015/07/22(水) 21:39:21.32 ID:sFy8gEyhO
恭介(お互い理不尽な悲劇に巻き込まれ、それに納得がいかず、神を憎む理由がある)

恭介(ただ、一つ違うのは。俺の憎しみを抑えてくれる想いが、この胸には宿っていること)

恭介(俺が俺で在り続けることを、支えてくれる想いがあること)
以下略



812: ◆u0K2X4aJDs9X[saga]
2015/07/22(水) 21:39:57.93 ID:sFy8gEyhO
ゆり「…前から思ってたけど、あなたって本当に仲間想いね」

ゆり「さすがはリトルバスターズのリーダー、かしら?」

恭介「…俺がリーダーだったって話したことあったか?」
以下略



813: ◆u0K2X4aJDs9X[saga]
2015/07/22(水) 21:40:32.97 ID:sFy8gEyhO
ゆり「…あたしもあなたみたいなリーダーになれたら、良かったんだけどね」

ゆり「あたしはいつも、自分の事だけしか考えてこなかったから」

恭介「そいつは違うな、ゆりっぺ」
以下略



1002Res/334.87 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice