105:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/12(日) 23:43:26.84 ID:PVCiXxqLo
巴マミはあたりを改めて見渡しつつ、そう言った。
この病院を全フロア見てきたと。
下手をしたら魔女の結界よりもよほど不気味ではないかと思うくらいのこの空間を。
……お互い、麻痺しているな、と思う。
学校のことは、言わないでおこうと思った。
それを知らせた所で、ここの探索に有用なものはないだろう。
それよりも、聞いておきたいことがあった。
「鼻、大丈夫?」
「……正直、キツイわ」
そう返す顔は、正直に嗅覚の辛さを物語っていた。
ドアを開けた瞬間から、それは明確に強くなっていた。
同時に響いた声のせいで、意識がほとんどそちらに持ってかれていたけれど。
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