過去ログ - ほむら「告別」
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109:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/12(日) 23:47:21.39 ID:PVCiXxqLo

 あっけらかんと答える様子に、強がっている感じは見られない。
 やっぱりどこか、慣れというものがあるのだろうか。
 ただ、巴マミはそこで言葉を切らなかった。

「……だけど。
  今は、ちょっと違うわ。
  なんだか、気味が悪いし……正直言って、暁美さんが来てくれて、よかった」

 そう安堵を覗かせる声色に、むしろ私は緊張を纏う。
 巴マミの言う悪寒はきっと、私の持つ気色の悪さと同じだったから。

 病院の地下はさほど大きくない。
 いくつかの行き止まりを潰していって、やがて私たちの足はある部屋の前で止まった。


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