13:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/10(金) 00:43:55.83 ID:dTPiuG0Wo
◆
「ちょっと待ってね。すぐタオル持ってくるから」巴マミがぱたぱたと駆けていく。
「お邪魔します」
私は玄関で待つことにした。
それなりに濡れた身体で、床を汚してしまうのも躊躇われたし。
もっとも巴マミが派手に水滴を残していったから、今更の話ではあるのだが。
後ろ手にドアを閉めて、少しだけそちらにもたれかかる。
ぽたぽたと髪から雫が滴って、足元に水溜りを作ってしまう。
外で少しでも絞ってきた方がいいだろうか、なんて。
そう思った矢先に、玄関とリビングを繋ぐドアが開いた。
「ごめんなさい、これタオルと着替え。よかったら使って」
そう巴マミから差し出されたのはやたら大きいバスタオルと、彼女のものらしい上下の着替え。
正直、ハンドタオル一枚程度でいいと思っていたので、面喰らった。
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