145:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/13(月) 00:22:30.10 ID:mAIq3Puio
◆
いつの間にか、私の足は、私たちを目的地へと運んでいた。
重さに息は切れて、足は震えて、腕も悲鳴をあげて。
なんとか、私は美樹さやかの家に辿り着いていた。
背に彼女を抱えたまま、私はインターホンに向き直る。
その手が動いてボタンを押してくれたなら。
そんな甘えた考えが脳裏を過ぎって。
乾いた笑いすらも、漏れることは無かった。
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