過去ログ - ほむら「告別」
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157:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/13(月) 22:44:03.84 ID:mAIq3Puio

 家に帰って横になろう。
 それだけ考えていた私の目の前に、見慣れた影が現れた。

「暁美さん、おつかれさま」

 巴マミ。
 そう呼ぼうとして、言葉が出なかった。

 あんまりにも黙りこくっていたから、喉が声の出し方を忘れてしまったのだろうか。
 情けなさ過ぎて、顔が自嘲に歪んだ。
 
 そんな私を見て、何を思ったのだろう。
 巴マミは何も言わない。

 ただ、きっと待っていてくれたのだと思う。
 そうでなければこんなに都合よく、釈放早々に出くわすこともないだろう。
 


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