162:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/13(月) 22:49:37.04 ID:mAIq3Puio
いたいなあ。
そう言おうとして、言えなかった。
じんじんと痛むおでこを抑えて、私は床の上で仰向けになった。
頭を窓の方に向けて、少しだけ除く夜空を見ようとした。
素の視力のままでは、見えているのが雲なのか空なのか、それすら分からない始末だった。
声の出せない唇で、言葉を描いた。
ずるいよ、と。
私はそのまま、意識を無くした。
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