102: ◆Hnf2jpSB.k[saga]
2015/07/18(土) 22:38:33.27 ID:3Oa4WXpdo
「でも俺、こんな人相だろ?昔からずっと色眼鏡で見られ続けてさ、いつの間にかそんなこと忘れてたんだ。学生の頃はハリネズミみたいに、『俺に近づくんじゃない』ってオーラを振りまいてたな」
泣いているような、笑っているような、そんな複雑な表情で。
「きっかけは忘れたけど、下らない理由でケンカして、相手に怪我させたことがあってさ。その時親父に思いっきり殴られたんだ」
心なしか嬉しそうに頬をさするプロデューサー。
「今の生き方でお前は満足なのか、お前はその程度の人間なのか、ってな。その時は反発したけど、ずっと引っかかってたんだ。俺は何がしたかったんだろうって」
プロデューサーは、さっぱりとした顔をしています。
「そんな時に社長と出会うことができて、思い出せたんだ。小さいころ、俺が俺に立てた誓いを。誰かの夢を守れるヒーロー、誰かを助けることができるヒーローになるってな。いい歳して子供っぽいとは思うんだが」
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