103: ◆Hnf2jpSB.k[saga]
2015/07/18(土) 22:39:40.76 ID:3Oa4WXpdo
「そんなことないです」
私にとってのプロデューサーは、その通りの人だから。
私を助けてくれて、私を守ってくれた人だから。
だから、謝らなければならない。
「プロデューサー、ごめんなさい」
「ん?雪歩は謝らなきゃならないようなことはしてないぞ」
「前に言ってたプロデューサーの古傷って、その、嫌な思いをしてた頃のことなんですよね?……私、初対面の時に見た目だけで判断して、目を合わせることもできませんでした」
「……ああ。この歳になってまでそんなこと気にしてないんだがな」
「それでもっ」
「わかったよ。ありがとう」
やんわりと遮られ、プロデューサーはあっさりと許してくれました。
私の言いたいことは分かっていると言わんばかりの笑顔とともに。
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