8:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/12(日) 19:28:27.24 ID:2xJ+7fel0
それからの私はあの人とともにたくさんのお仕事をこなした。
時に笑い、時に泣き、時に悔しがり、でもいつも楽しむ、そんなアイドル生活を一緒におくってきた。
最初は小さな仕事だったけど、続けていくうちに大きな仕事が増えていった。
CDデビューもしたし、テレビにも出たし、ライブだってした。
握手会に来てくれる人は日に日に増え、ライブの会場なんかも開催するたびにどんどん大きくなっていった。
それが私は嬉しかった。
あの人のプロデュースでなければ今ほど喜べていなかったかもしれない。
あの人が私のプロデュースをしてくれた結果、どんどんと人気が上がっていることが嬉しかった。
だって、それはあの人が私の魅力を最大限に引き出してくれているから起こったもので。
つまりあの人が私を育ててくれているからであって。
この佐久間まゆという体の上からあの人がかぶさってくれているように感じた。
今やこの身は私一人のものでなく。
私とあの人が一緒に作り上げた作品だということが、そしてそれが世界に評価されているということが、本当に嬉しかった。
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