過去ログ - 吹雪「フィクションですよ!」
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11: ◆TKy4PRCXww[sage saga]
2015/07/12(日) 23:56:08.75 ID:8T5G6CI20

?「早く座ってください」ギロ

「了解です」ビシッ

そういって即座に目的地に移動しようとする

だが、歩き方というのはいざ体を動かさないでやってみろと言われると、案外難しい物である

「えーと……まず足を前へ」

すっと右足が前へ伸びる

「そして手を……振る?」

思ったように手が前へ振られる

「これを繰り返して……」

ひょこひょこと、まるで出来損ないの機械のような歩みをする

そんな俺を見て失礼な女の子は

?「……ぷっ」

?「あっはっはっは!司令官なんですかその機械みたいな動き!」

お前……人が必死に歩き方を思い出してるっていうのに

イライラを抑えつつも機械のような動きで目的地に到達しようとする、が

「……ッ!?」

ぐらり、と

歩きたての赤子が転んでしまうよな自然な動きで、床にキスをする

ばたーん!と大きな音が寂れた部屋の中に木霊する

「痛ってぇ……」

当然受け身をとれるはずもなく地面に突っ伏してしまう

それを見てあいつは―――

?「あーはっはっはっ!最高です司令官!もう私の腹筋が痛いです!やめてください死んでしまいます!」

と、指を指して笑う

許さん、絶対に許さんこいつだけは

人は復讐を誓う時に真価が発揮されるのを思い知らせてやる

―――結局そこから死にかけの虫のような動きでジタバタするが、結局立ち上がれず

「……すいません、起こしてください」

今もなお飽きること無く笑い続けるあいつに助けを乞うことにした、死にたい


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