8:名無しNIPPER[saga]
2015/07/13(月) 02:35:11.38 ID:nhA9dGJC0
龍驤「じゃあ、それをどうにかせんといかんな。………キミはうちが何をしたからそんなにお冠なんかな? うち何か悪いことしたかな?」
提督「あくまでも白を切るか。なら、教えてやろう。お前の罪は俺の恋人である榛名と密かに逢瀬を重ねたことだ!」
金剛「………えっと、ところで榛名はどうしてそんなに私を憎しみの眼差しでみるのデス? 可愛い妹から睨みつけられるようなことをした覚えはないデス」
9:名無しNIPPER[saga]
2015/07/13(月) 02:35:57.51 ID:nhA9dGJC0
龍驤「………なんかうちら不倫相手ということになっとるらしいで?」
金剛「そのようデスネ。浮気調査に夢中で異変に気づかずにいるようデス」
龍驤「恋は盲目っちゅうけど、視野が狭まりすぎや」
10:名無しNIPPER[saga]
2015/07/13(月) 02:36:44.67 ID:nhA9dGJC0
提督「………こ、金剛お前はなんていう奴だ! 俺と浮気するだけじゃなく、榛名の浮気相手とも浮気をしているとはどういうことだ!?」
榛名「そうです! 龍驤さん、私だけではなく金剛お姉さまにも手を出して、二重の浮気なんてっ………! 龍驤さんはしっかりした方だと思っていたのに!」
龍驤「待ち待ちいや。なんか頭が痛くなってきたわ。関係がぐるりと一転しとるで、混乱するわ」
11:名無しNIPPER[saga]
2015/07/13(月) 02:37:40.01 ID:nhA9dGJC0
提督「危ない危ない。危うく騙されるところだった。じゃあ、お前らはどうしてここに?」
榛名「そうです。金剛お姉さまと龍驤さんが仲良しなんて初めて知りました!」
龍驤「ほんまに気づいてないんかい。今鎮守府に異変が起きてるねん」
12:名無しNIPPER[saga]
2015/07/13(月) 02:38:18.01 ID:nhA9dGJC0
金剛「嘘ではないデス! 信じてください! 出撃のために海に出ようとしたら鎮守府から出られないことに気付いたのが発端デス」
龍驤「信じられへん言うんやったら、うちがちょっとここをまっすぐ歩いてきたる。すぐに戻ってくるから」
榛名「逃げる気ですか?」
13:名無しNIPPER[saga]
2015/07/13(月) 02:39:15.22 ID:nhA9dGJC0
榛名「龍驤さんのことを信頼しているのですね」
金剛「信頼といいマスか………」
龍驤「やあ! 提督さん、調子はどうかね! んん?」バシッ
14:名無しNIPPER[saga]
2015/07/13(月) 02:40:11.87 ID:nhA9dGJC0
金剛「まだ疑うのでしたら、提督が今度はまっすぐ歩いてみたらいいと思いマス。私たちはここに留まっておきマスから」
提督「そこまで言うのだったら、俺も歩いてくる」
§
15:名無しNIPPER[saga]
2015/07/13(月) 02:41:05.43 ID:nhA9dGJC0
龍驤「キミたちは浮気調査をしていたとか言うてたな。相手におかしな様子があるからと。その理由はこれやと思うで」
榛名「確かに提督も榛名の素行調査をしていたと聞いておかしな感じがしてました。榛名は提督を追っていましたが、同時に提督に追われていたことになるなんてどうも具合が悪いと」
提督「つまりはこういうことか。榛名がコソコソ凝視していた地平線の果てにいたのは浮気相手ではなく、この俺の背中であったというわけか」
16:名無しNIPPER[saga]
2015/07/13(月) 02:41:42.04 ID:nhA9dGJC0
提督「ああ、許すとも許すとも! 榛名、やはりお前は俺の愛する榛名だ!」
榛名「榛名、感激です! ああ! 提督の胸はなんて暖かいのでしょう!」
提督「榛名、愛しているよ」
17:名無しNIPPER[saga]
2015/07/13(月) 02:42:28.66 ID:nhA9dGJC0
金剛「………まあ、二人の世界に入っている提督たちは放っておいて、さっさとこの現象を元に戻してクダサイ」
龍驤「はあ、何かやる気が削がれたけど、このままというわけもいかへんし………サクッっと終わらすで」
パアンッ
18:名無しNIPPER[saga]
2015/07/13(月) 02:43:04.10 ID:nhA9dGJC0
提督「なあ、龍驤、頼みがあるのだが」
龍驤「なんや」
榛名「提督と今相談していたのですけど、今回の浮気騒動の原因は世界の球形にあるのではないかと思ったのです」
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