過去ログ - 【安価】レイクリッドの冒険者【オリジナル】 -SS速報VIP

過去ログ - 【安価】レイクリッドの冒険者【オリジナル】

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2: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2015/07/13(月) 22:34:30.78 ID:3B+r1fcvo
その遭遇は、ただ運が悪いとしか言えないものだった。

「グオオオオオッー！」

二メートルを超そうかという巨大な猿型の魔物。

以下略

3: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2015/07/13(月) 22:35:18.08 ID:3B+r1fcvo
リオルと呼ばれた少年「メーリス！　早く、逃げろ！」

メーリスと呼ばれた少女「そんな！　ダメだよ！　リオくんを置いてなんて！」

リオル「いいから早く逃げろ！　あいつは俺がなんとかする！」

以下略

4: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2015/07/13(月) 22:36:16.13 ID:3B+r1fcvo
それでも、逃げるわけにはいかない。

本当は怖い。今すぐにでもみっともなくしっぽ巻いて逃げ出したいくらいだ。

意識しなければ、足が震えてしまう。

以下略

5: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2015/07/13(月) 22:37:04.13 ID:3B+r1fcvo
親父に襲い掛かる巨大な魔物。

巨体のくせに、俺には捉えられないほどの俊敏な動き。

その魔物を――親父はそれより早く、その大剣で一閃してみせた。

以下略

6: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2015/07/13(月) 22:37:56.17 ID:3B+r1fcvo
グレイ「そんなことはないぞ」

リオル「なんだよ……事実そうじゃねえか」

グレイ「お前がメーリスちゃんを守らなければ、俺は間に合わなかった」

以下略

7: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2015/07/13(月) 22:38:38.89 ID:3B+r1fcvo
強くなりたい。いや、強くなるんだ。

親父のように。

どんな相手が来たって、メーリスを守れるくらい強く。

8: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2015/07/13(月) 22:39:20.34 ID:3B+r1fcvo
俺は親父にせがんで、一生懸命修行した。

もっと強くなるために。

以下略

9: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2015/07/13(月) 22:40:22.08 ID:3B+r1fcvo
メーリス「リオくん？　リオくんってば」

リオル「……ん？　どうした、メーリス？」

メーリス「もう、どうしたじゃないよ。リオくんってば声かけてもちっとも返事しないんだもん」

以下略

10: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2015/07/13(月) 22:41:00.18 ID:3B+r1fcvo
メーリス「え、そんなのリオくんだけだと心配だし……いろいろと」

リオル「いろいろってどういうことだよおい」

メーリス「だってすぐ無茶するし、放っておくと一人でいろんなとこ突っ込みそうだし、いろんな人に迷惑かけそうだし」

以下略

11: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2015/07/13(月) 22:41:38.12 ID:3B+r1fcvo
ポヨンと跳ねながら向かってくる、可愛らしい球体が三体。

ほのぼのとした外見だが、三体揃えば、一般人が一人で相手にするには厄介な相手だ。

リオル「メーリス、下がってろ！」

以下略

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