10:みお ◆skOdBilCbI[saga]
2015/07/14(火) 11:45:44.60 ID:Wnc1C2cPo
躊躇いながら頭を撫でてやった
もう触れても拒まれることはなかった
彼女が身を預けてくれるのを感じ、安心した
これが彼女にとって少しでも必要なものであったなら
リヴァイ「今無理させてたのは俺だな、すまない」
ペトラ「いえ、今はもう本当に、、、あの、あったかいです」
リヴァイ「ん?」
ペトラ「あの時は、なにも、感じなくて。人のからだは、あたたかい。んですね、、、落ち着きます」
リヴァイ「こんな体温でよけりゃ、いくらでもわけてやる」
ペトラ「じゃあ、もう少しこのままでいさせてください」
リヴァイ「ああ」
より強く、ぎこちなく互いに、抱きしめあった
不自然な距離のなかでの自然な行為
きっと、心はバラバラだった
同じ、だったのは分け合ったその温度だけで
当たり前だ、同じ想いなわけなどないのだから
だから、離れる前に触れ合った唇も、互いに行く宛のない想いと重ねただけだったのだろう
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