過去ログ - 【安価】提督「変わってしまった彼女達」【ヤンデレ注意】
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159: ◆00ZRE1DaEk
2015/11/07(土) 01:28:03.93 ID:YS/nAmBw0
「提督……何してたの?」

夜も更けた頃、提督が執務室の扉を開けると暗闇から声がした。
慌てて照明を着けると、白く透き通るような髪が見えた。

「……雲龍か。先に寝ても良いと言ったはずだが」

緊張をとき溜め息をはく。

「待っていただけです。どうして怯えてたんですか?」

「皆寝てると思っていたところに声をかけられたんだ。誰でもビックリするさ」

落ち着きを取り戻した提督は、雲龍の横を通りすぎ机の上に鞄を置いた。

「……疚しいものがあったのでは?」

「……なに?」

振り返ると、睨んでいる不機嫌そうな彼女と目があった。

「大将殿に呼ばれただけだって。そう言っただろ?」

事実、酒の会に顔を出した程度で何もなかった。

「……嘘つき。女性と喋っていたでしょ?」

「いや……そんなことは」

会合に出ていたのは皆同僚の男のみで、まっすぐ帰ってきたため女性にも会っていない。

「提督には私がいるんですから、そういうことも気にしてくださいね」

「話してもダメなのか?……些か厳しくはないか?」

「それぐらい当然です。本来なら提督にも罰を与えたいところです。私はそろそろ寝ますが、今後は注意してください」

釈然としなかったが、雲龍は言うだけ言って出ていったこともあり、特に気に止めることなく提督は布団に入った。

居酒屋の女将が何者かに殺されたということを知ったのは、その翌日だった。


【罪】


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