過去ログ - 【安価】提督「変わってしまった彼女達」【ヤンデレ注意】
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472: ◆00ZRE1DaEk[saga]
2016/05/17(火) 08:55:23.70 ID:unWz1S2x0
「やっと会えた!陽炎よ。よろしくね!」

陽炎は弾けるような笑顔で敬礼した。

「あぁ、おはよう……俺は――」

「知ってますよ?全部調べたんで」

提督が自己紹介を返そうとすると、彼女は自信満々な顔で制した。

「そ……そっか。良い心がけだ」

「ありがとうございます!」

褒められて嬉しかったのか、彼女は少し表情を緩める。

「……なぁ」

だが、提督は1つ聞きたいことがあった。

「……近すぎやしないか?」

「えっ?」

間合いが明らかに狭い。
先程敬礼したとき、その手が提督を掠めたほどだった。

「そうですか?」

「あ、あぁ……できれば、もう少し離れてもらいたい」

「…………わかりました」

数秒躊躇った後、彼女は1歩後ろに下がった。
そんな彼女を見て、提督は資料に目を落とす。

「素直だな…………君は、問題児と報告を受けてるんだが」

「えへへ……ちょっと」

笑って誤魔化すが、前もって貰っていた資料には様々な違反行為が記されていた。
着任早々に仲間を故意に撃ったり、提督に砲口を向けたり。
少なくとも、目の前の彼女がやったとは思えないようなことが羅列されていた。

「……以前会ったときはそんな娘ではないと思ってたんだが」

「!……覚えてくれていたの!?」

以前というのは、提督は数年前に他の鎮守府にて演習で見かけていたのだ。

「むしろ俺を覚えてくれていたのか?」

「当たり前でしょ?ずっっっっっと!会いたかったの!」

「そ……そうか」

特に気に入られることをした覚えはなかったが、彼女の眼差しは真剣そのもので、提督は当たり障りのない空返事をした。

「司令に会うために、どれだけ苦労したか…」

「……?」

大本営からの使者が言うには、彼女は提督を指名したらしい。
いわく、どこでも問題を起こすので彼女に任せたとかなんとか。

「これから、ずっと!よろしくね!」

そんなことを微塵も感じさせない目で、陽炎は幸せそうに笑った。


【リセマラ】


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