13: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/07/15(水) 10:00:53.12 ID:9XTpaLhVo
ある日、僧侶と盗賊は街へ買い出しへと出ていた。
その間、勇者は魔王城の手がかりをと王城へと足を運んでいた。
盗賊「なあ、僧侶」
僧侶「はい?」
盗賊「あの時さ、なんで俺をパーティに入れようって勇者に言ったんだ」
僧侶「あー……」
盗賊「正直、人殺しはしてないけど俺は確実に真っ黒な人間だったんだぞ」
僧侶「ですが、眼は綺麗でしたから」
盗賊「そんな理由で、英雄勇者様のパーティの人選をして良いのかねえ」
僧侶「……まあ、勇者様風に言えば……お節介、でしょうか」
それは―――気まぐれ、という意味なのか?
盗賊はそれを声に出すまいと堪える。勇者の”お節介”と僧侶の”お節介”は全く別物である事は察するに容易だ。
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