39: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/07/16(木) 00:29:16.25 ID:ZdmxBY5ao
崩壊はある日、突然やってくるのだと知らしめされる。
あの村での出来事以来、何時も以上に敏感に盗賊は自分たちに牙を剥く人間を狩っていた。
その甲斐もあってか、一行は”人間”の妨害は少なく、魔王城の手前まで来る事が出来た。
魔王城の近くとはいえ、人間の集落は確かに存在する。
だがしかし、そこは魔王信仰者の巣窟でもある。故に彼らは身分を隠し、行商人と偽り停泊していた。
そして勇者の存在に勘が良く、気づいた魔王信仰者を……盗賊は今日も狩っていたのだった。
魔法使い「おかえり」
盗賊「なんで起きてるんだよ」
魔法使い「私達の為に働いてる、盗賊さんの為じゃない」
盗賊「……そうかい、じゃあもう寝るんだな」
素っ気なく言い捨てて、男部屋へと足を運ぶが――袖を、魔法使いに握られる。
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