47: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/07/16(木) 00:33:54.00 ID:ZdmxBY5ao
盗賊「……見張り。ていうか、なんで此処にいるんだ。勇者は……?」
僧侶「まあ、良いじゃないですか」
盗賊「……」
何か、はぐらかされた気がするが――とん、と胸を僧侶に押されて、少し後退する。
僧侶「最近、盗賊は私を避けますね。何か、したでしょうか」
盗賊「……そんなつもり、ないんだけどな」
もう一度、とん、と押される。少し後退する。
僧侶「……勇者様と、私の事が原因ですか?」
盗賊「……」
何も言えず、また押されて少し後退する―――ベッドへとぶつかり、腰を降ろしてしまった。
僧侶が盗賊を見下げている。その瞳はあの日に感じた射抜く様な、凛としたものとは真反対のモノだった。
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