6: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/07/15(水) 00:43:24.52 ID:9XTpaLhVo
翌日、同じ時間に彼は足を運ぶ。確りと右手にダガーを握りしめて。
角を曲がった先、貴族の屋敷の門前―――彼女と、もう一人の男がいた。
勇者「どうだろうか。これで君を……君達を、救えるだろうか」
男は柔和な笑顔で彼を見た。男の足元にはしょんぼりとした貴族が正座していた。
察するに男は”勇者”と呼ばれる英雄であり、貴族を何らかの方法で律したのか。
勇者「……君の名前は?」
……盗賊、と言う。
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