過去ログ - 【安価で】殺人者たちが推理島の探偵館に集まるようです【能力バトル】
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71: ◆x3G5.Rp.k6[saga]
2015/07/15(水) 21:00:36.57 ID:2iNBc1flO

そんな偶然もあるのね

カルマくんの能力は【自分に向けられた能力を反射する】というものです。

ただし同一種の能力を反射できるのは3回まで。

4回目からは無力なので回数制限がバレたらマズい。隠そう。

他人に能力を語る時は【完全反射能力】と嘘ぶいている。



――
――――


――パキン

 乾いた何かの割れるような音がしたかと思うと、黒咲は愕然とした。

 いきなりさっきまで目の前にいた少年――カルマと名乗る口うるさい少年が、消えたのだ。

黒咲「……バカな!?」

 改竄催眠の発動を完了させた瞬間、何か変な音が聞こえたような気がしたが――まさかこれは――

黒咲「ヤツも能力者か……!」

 いったいどんな能力者だ? 黒咲からは予想もつかない。透明人間になる能力か――? そもそも改竄催眠は利いたのか?

 突然の事態に挙動不審な動きで辺りを見回す黒咲――

 彼には気づくことができない。改竄催眠を反射され【カルマを道端の石ころと認識する】という暗示をかけられた黒咲は、目の前で微笑んでいる少年の存在を認識することが出来ないのだ。

黒咲「くそっ、いったいどこに消えた!? どこにいる!!」

 あまりの黒咲の挙動不審っぷりに周囲の乗客は目を伏せ、視線を逸らし、離れていった。

カルマ「(……この人、大丈夫か?)」

 怪しい動きをする黒咲の目の前には、彼を心配そうに見つめるカルマ少年の姿があった――





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