過去ログ - 憧「憧れた夢に」京太郎「立ちはだかる現実」
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3: ◆fcYxsXQ.qZpg[saga]
2015/07/18(土) 00:33:37.32 ID:ojKRXrYlo
「先が思いやられるわね……」

その後結局目が覚めてしまった憧は、勢いそのままにダンボールの山を綺麗さっぱり片付けてしまった。
今度こそさすがに疲れた憧は、あてもなく近所をブラブラしている。
さすがに今日は疲れたので外食で済ます算段だが、毎日そういうわけにもいかない。
1人暮らしする以上、近場のコンビニやスーパーなどの場所はしっかり把握しなければならないのだ。

「えーと、ここを……ん?」

手元のスマートフォンの地図を眺めながらゆったりと歩く憧は、ふと、視界の端に雀荘という看板を捉えた。

「……へー」

徒歩、4分。魅力的だ……ビルの二階にあるその雀荘は、なんとなく男臭い雰囲気はしない。客層は半々といったところか。

「……うん、よし」

自分の『目的』の為にも、ここは頻繁に通うことになるかもしれない。地図のアプリでここにピンを立てて、しまう。そして憧は、その雀荘へと続く階段へと踏み出した。





そして、この階段こそが、新子憧の人生を左右する、大きな大きな分かれ道であった。


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