過去ログ - 【グランブルーファンタジー】アルバコア・サンダーボルト
1- 20
6: ◆4z2E.PK0ZYHD[saga]
2015/07/18(土) 02:39:30.28 ID:gGIAo8t60

岩山を落下するかのごとく駆け降りる。瞬間頭上の岩山が吹き飛び、まるで噴火した火山の溶岩のようにアルバコアが噴き出た。アルバコアだけではない。砕けた岩石が重力に従ってジークフリートに迫る!「ブラスターミサイル、発射します。続けてアイリスビームを照射」BBBBBOMB! 岩石が、アルバコアが、飛来したミサイルと光線により消滅した!

「出来る限りの足止めを行います。その間に退避を」古の機械兵ロボミが飛来し、彼の背後に降り立った。「頼むぞ!」ジークフリートは砂浜に降り立ち、加速した。後方では光線の発射音や爆発音が鳴り響いている。走行の感覚を岩場から砂浜のそれに切り替えた。SLASH! SLASH! 立ちふさがる魔物を切り捨て、彼は走る。瞬間!

以下略



7: ◆4z2E.PK0ZYHD[saga]
2015/07/18(土) 02:41:22.21 ID:gGIAo8t60

ジークフリートは振り返る。右手には未だに巨大アルバコアが健在だ。さらに視点を動かすとアルバコアの波が丘を逆流してきている。もはや逃げ場はない。追いつめられた彼は、アルバコアの津波に飲まれ、無残な最期を遂げてしまうのか!? いや、まだ唯一残されている。丘のその先、海へ飛び込むという選択肢だけが。(まだか、グラン……!)

覚悟を決め、ジークフリートは愛刀をブーメランのようにして後方へ投げる。それは回転しながら先頭のアルバコアに突き刺さり、バランスを崩し、後に続くアルバコアを巻き込みクラッシュした。その光景を見ることもなく彼は強く地を踏み、海と空だけが存在する空間へと飛び込んだ。

以下略



8: ◆4z2E.PK0ZYHD[saga]
2015/07/18(土) 02:42:08.06 ID:gGIAo8t60




――――――――――――――――
以下略



9: ◆4z2E.PK0ZYHD[saga]
2015/07/18(土) 02:45:23.50 ID:gGIAo8t60

「……う、ここは……」ジークフリートが目を覚ますと、そこはグラン騎空団が初めに降り立った港だった。「おっ、目が覚めたようだな!」甲高いビィの声。「お前のおかげでアルバコアを倒すことができたよ」「あー……その、なんだ、悪かったな」グランとラカムの声。「なんにせよアルバコアとあたしらの戦いは終わったんだ。今は宴を楽しもうじゃないか!」多くの人々が平穏を喜び、その幸せを分かち合う声。

そんな喧騒を耳にしながら、ジークフリートの意識は再び遠ざかっていく。身体ではない、心が休息を求めているのだ。「……シェロカルテ、一ついいか」途切れそうな意識を必死に繋ぎ止め、彼はシェロカルテに声をかける。「はいはい、なんでしょ〜?」「島内に俺の鎧と剣が落ちている、それを回収してくれ……代金はラカムから取り立ててくれ……」「了解しました〜」ユディスティラ島を駆け抜けた英雄は、それだけ言い残すと再び眠りに落ちた。

以下略



10: ◆4z2E.PK0ZYHD[saga]
2015/07/18(土) 02:46:25.29 ID:gGIAo8t60
これにて終了です。水着ファラはまだですかね


11:名無しNIPPER[saga sage ]
2015/07/18(土) 09:32:06.07 ID:l00DHo8hO
前にこのイベントがあった辺りにやりだしから懐かしい


12:名無しNIPPER[sage]
2015/07/18(土) 21:24:39.37 ID:3MaJzMxy0
???「ピニャー!」


13:名無しNIPPER[sage]
2015/07/19(日) 00:27:22.61 ID:d0l6JBH0o

マグロの狂気は無かったがシリアスで面白かった


13Res/11.31 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice