過去ログ - 【俺ガイル安価】八幡以外のキャラの立場をシャッフルしてみる
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◆85qvGhCCNc
[saga]
2015/07/19(日) 22:44:25.41 ID:jGD1q1p3O
八幡「うーっす」
川崎「あ……来たんだ」
八幡「また呼び出されたくないしな……」
川崎「ふーん……」
そうして朝の様に無言の時間が流れる。朝はお互い同じ場所に向かわなければ行けない気恥ずかしさがあったが、同じ空間にいるだけとなれば、話は別だ。
2人じゃなくて1人と1人。赤の他人と思えば気まずさを感じる事はない。
しかしふと、雪ノ下先生との会話を思い出し、川崎に目を向けてみる。
川崎沙希。青みがかった黒髪のポニーテール。白い肌、長い睫毛、退屈そうな顔で頬杖をついて窓の外を眺めている。
川崎「……なに?」
視線を感じたのか、嫌そうな顔でこっちに顔を向ける川崎。いかん、ついボーッと見ててしまった。どもりそうになりながら、俺は用意していた質問をする。
八幡「お前ってさ……その、友達、とかいんの?」
オブラートに包もうとした結果、「とか」をつけるというよくわからないことになった。
川崎は俺の質問に対して露骨に顔を顰めたが、面倒くさそうにため息を吐くと太々しく口を開いた。
川崎「軽く話すだけの仲を友達っていうんなら、いないこともないけど?」
そう言う川崎の顔は毅然と俺を睨んでいる。「なんか文句あんの?」とでも言いたげな目だ。顔が整ってるだけに、睨まれるとマジ怖いです。
川崎「つーか、休み時間寝たふりしたり、昼休みどっかいったり、あんたこそ友達いんの?」
なんで知ってんだよ……
俺が川崎沙希という人物を観察してたように、どうやら彼女も俺を観察していたようだ。
深淵を覗くとき、深淵もまたこちらを覗いてるのだ。
確かニーチェの言葉だったか?
若干ニュアンスは違うけどそんなとこだろう。
まぁ好きの反対は無関心というが、どうやら互いが互いに興味がないというわけではないらしい。
そして川崎の質問に対して、愚問とばかりに俺は大げさに口を開く。
八幡「いない。」
俺はキメ顔でそう言った。
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