過去ログ - 提督「狙うは旗艦ただ一隻、全残存火力を集中させろ!」
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◆RO/TgQj9wk
[saga]
2015/08/18(火) 15:20:24.09 ID:SpRxYBhO0
帰還。午後四時。舞鶴鎮守府執務室。
執務室には誰もいなかった。
提督「無理させたもんな・・・」
言ってしまえば、油断していた。舞鶴が被害をうけることは殆ど無いだろうと高を括っていたのだ。
それがあの時攻撃を受けて初めて怖くなった。
提督「五月雨達はいつもあの中で戦ってるわけか・・・。クッソ、イライラすんなぁ!」
机の上に置いてある海図を引き裂いた。
提督「元はといえばこんな図体ばっかりでかい艦隊で行けるわけはなかったんだ・・・!先生は全艦使っても、もう少しまともな編成で行っていたはず!」
作戦に関する書類を手当たり次第に破り捨てた。
提督「っ・・・」
五月雨「・・・提督?」
気づけば部屋の中に五月雨が立っていた。
提督「・・・どうした?」
五月雨「・・・あの時、本当に怖かったです」
提督「あぁ、俺もだ」
五月雨「提督、もう少しで死んでたかもしれないんですよ」
提督「わかってる」
五月雨「わかってないです!全然わかってない!」
提督「・・・今度ばかりは命令されたから行くしかなかったんだ。そう怒らないでくれ」
五月雨「許さないですから!どうせまた次の作戦があるんですよね!?」
提督「あるにはあるが、まだわからん」
五月雨「もう行っちゃ駄目ですから・・・!」
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