過去ログ - 提督「狙うは旗艦ただ一隻、全残存火力を集中させろ!」
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14: ◆RO/TgQj9wk[saga]
2015/07/28(火) 15:21:45.10 ID:TZW9l2Ph0
六月二十日。舞鶴鎮守府執務室。午前五時半。

提督「いつもの風景が戻ってきた」

隣にはすでに五月雨がいた。

実家のような安心感。

五月雨「さすがに待ちくたびれました・・・」

提督「では、早速始めよう」

五月雨「え、何をですか」

提督「指輪だよ。結婚っていったら普通そうだろ」

五月雨「え!?ここでやるんですか!?」

提督「昨日執務室でやろうって話しただろっ」

五月雨「えええ!」

提督「ほら手を出せ手を!」

五月雨「は、はい・・・」

提督「右手じゃない、左手だ」

五月雨「は、はいっ」

右手で手を取りつつ、左手で引き出しの中を探って器用に箱を開けた。

五月雨「ほ、本当に、ゆ、指輪なんですよね」

提督「では」

五月雨「二十歳以上も年の差が離れてますけど、もう気にしても意味ないですかね」

提督「別にお前が良いんだったらそれでいい」

そっと指輪を薬指に嵌めた。

と、その時だった。

秋月「司令官!五月雨と結婚するってマジですか!?なんでで、す、か・・・。あ、ああ、ああああああああああ!」
たった今嵌ったばかりの指輪を指差す。

秋月「そ、それ、それって、もしかしなくても指輪ですよね!?」

五月雨「はい、そうですよ」

うふっと笑って五月雨が答えた。

秋月「勝者の余裕・・・!ていうか五月雨に聞いてないし!」

提督「なんだよ朝っぱらから騒がしいな。あ、秋月か、どうしたんだ?」

秋月「そんな棒読みですっとぼけようったってそうはいきませんよ司令官!一人を贔屓にしないって言ってたのに!」

提督「その件については朝ごはんの後にでも話そうではないか」



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