過去ログ - 提督「狙うは旗艦ただ一隻、全残存火力を集中させろ!」
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190: ◆RO/TgQj9wk[saga]
2015/09/11(金) 00:56:17.84 ID:PNQw5tuQ0
移動。舞鶴鎮守府執務室。ラジオにて。

男性『大本営は、この度の南鳥島奪還作戦が国内初の反抗作戦であることを再度宣言した上で、完全な勝利を収めたことを本日発表しました』

提督「完全な勝利か・・・」

五月雨「提督は死にかけたっていうのに、よくもこんなこと言えますよね」

提督「お前のいいたいことはわかるが、さすがに具体的な作戦内容とか結果は知らせるわけにはいかないんだろうな」

五月雨「大本営が考えればそうなりますよね・・・。言い方をどう変えたところで、言ってしまえば特攻作戦に近いのは誰でも気づいちゃいますし」

いつもと同じように、五月雨が提督の膝に座っていた。

大津「司令官、お茶」

提督「お、おお、ありがとう」

いつもと違うのは、大津(飛行場姫)が執務室に居ることか。

五月雨「ていうか、大津さんは部屋に閉じ込めておくんじゃなかったんですか?」

提督「仕方ないだろ。鍵かけてきたはずなのに扉こじ開けて俺についてきちゃったんだから」

文句を言う五月雨を無視して地元新聞を広げると、舞鶴鎮守府司令官龍花提督の名前が一面に書かれていた。

『我らが海の守護者、龍花提督が再び大手柄か』

提督「守護者って・・・、俺はそんな大層な者になった覚えはないぞ」

五月雨「守護者・・・」

五月雨がたまらんといった様子で吹き出した。

提督「こらっ、笑うんじゃないよ全く」

大津がそれに首をかしげる。

提督「・・・悪い気はしないけどさ」

五月雨「だからって調子づかないでくださいね」

提督「そりゃ調子付くだろう。今回の作戦は一応の成功は収めたわけだし、あまり大規模な作戦はしばらくはないはずだろ?」

五月雨「・・・そう、でしょうか」

大津「この前の襲撃で、私達の中に怒りを感じている者も何人か居たわ」

提督「・・・というと、逆に刺激したって事か?」

五月雨「戦争に負けた相手は憎悪を抱きますから・・・」

提督「・・・なんだ、今回の南鳥島の奪還をきっかけにますます本拠地の発見を急がなきゃいけないってことか?そういうことなら舞鶴もなにか手伝えればいいのだが」

五月雨「本拠地があるのはおそらく太平洋側でしょうけど・・・、日本海の警備のために舞鶴がいるんですから。あんまりおろそかにしないでくださいね」



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