過去ログ - 提督「狙うは旗艦ただ一隻、全残存火力を集中させろ!」
1- 20
211: ◆RO/TgQj9wk[saga]
2015/09/11(金) 01:12:29.12 ID:PNQw5tuQ0


一七五○。

大鳳「この音は何でしょう・・・?」

遠くからなにか甲高い音が聞こえ始めたのを、大鳳が聞きつけた。

赤城「おそらく空襲警報です。提督が命令したのでしょう」

飛鷹「・・・なら、提督は意識を取り戻したってことでいいの?」

赤城「おそらくそうです」

隼鷹「提督のことで安心するのはいいんだけどさ。加賀がさっきも言ってたけど、敵の艦載機が何故か後ろへ退いてる」

加賀「ええ・・・、何かおかしい」

赤城「艦載機を処理できるだけの対空能力を持った敵が現れる、とか?」

提督、とつい質問しそうになってしまったが、直前で思いとどまった。

それは他の者も同じようで、どうすればいいのか判断が出来ないでいた。

名取「でも、全部で三百機を超える数を一掃出来るだけの兵装をもつだなんて・・・。この前の陸上型の敵ぐらいじゃないですか?」

長良「そうともいいきれない。一気に掃除するんじゃないのかもしれないよ」

赤城「どういうことでしょうか」

長良「戦艦棲姫並みの装甲を持った対空砲艦だと仮定するなら、攻撃を受けつつ、交わしながら徐々に削っていく戦法をとるかもしれない」

赤城「となると、その周りには」

五月雨「赤城さん!聞こえますか!」

赤城「聞こえます!」

現空域を離脱するか否かを悩んでいる所へ、五月雨が無線を飛ばした。

五月雨「こちらの連合艦隊が艦載機群による集中爆撃を受けています!直ちに支援戦闘機をこちらに寄越してください!」

赤城「了解、直ちに私たちもそちらへ急行します」

五月雨「っ、扶桑さん、敵艦種判別つきませんか!?」

扶桑「無理です、見えません!先ほどの一斉射撃弾着観測できず!第二射用意!」

プリンツ「第二斉射、主砲装填完了」

扶桑「一斉射撃、撃てッ!」

重低音が、雷鳴と重なった。

扶桑「弾着確認!敵重巡洋艦二隻、駆逐艦二隻轟沈を確認!」

山城「全艦へ通達、間もなく敵艦隊距離約20kmに入ります!」

五月雨「皆、こっちはそろそろ10kmを切るよ!」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
880Res/878.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice