過去ログ - 提督「狙うは旗艦ただ一隻、全残存火力を集中させろ!」
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28: ◆RO/TgQj9wk[saga]
2015/07/28(火) 15:30:42.74 ID:TZW9l2Ph0
移動中。舞鶴鎮守府正面玄関。午後五時半。

提督「戻ったぞー。閉店は八時らしいから、まだ間に合うだろ」

巡視兵A「それでは、行ってまいります!」

提督「おうおう。それで悪いんだが、パラソル買っといてくれないか。買い忘れてしまったんだ。」

巡視兵A「了解です!」

五月雨「・・・巡視兵の方々って全部で何人いるんですか?」

提督「三十人ぐらいだ」

大扉を押し開けて中に入り、後続の艦娘を入らせる。

五月雨「結構いますね・・・」

提督「そりゃそうだろ。二十四時間警備すんだから交代でもしないと。三十人でも少ないほうだぜ」

五月雨「十五人ずつですか。でも普段見かけませんよ?」

提督「正面玄関にいるじゃないか」

五月雨「でもあれって二人しかいないじゃないですか」

提督「残りの十三人の話をしてたのか?」

五月雨「それ以外ありませんよ」

提督「残りは隠れてるぞ」

五月雨「え?」

提督「人に見つからないような場所、例えて言うならいわゆる物影とか。そういう所に身を隠しつつ持ち場で警備してる」

全員入ったのを確認して、提督と五月雨は執務室に向かい始めた。

五月雨「今までみかけたことないって相当隠れきってますね」

提督「一応訓練受けた奴らだからな、それぐらいできないと駄目ともいえる」

五月雨「どこに隠れてるのかっていうのはご存知なんですか?」

提督「俺は知ってる、俺は。でもこれは秘書にも言うのは禁止されてるんだ。別に五月雨を疑ってるとかじゃなくて、規則でね」

五月雨「私も提督の立場だったら、それは秘書でも言わないかもしれません。なんかそう思うと巡視兵の方たちがやけに頼もしく思えてきました」

提督「今更、だな」

五月雨「頼もしいのはいいんですが、その方たちを全員行かせちゃっていいんですか?」

提督「いつ俺が全員行かせるなんて言ったんだよ・・・」

五月雨「もしかして今もどっかに隠れてるんですか?」



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