過去ログ - 提督「狙うは旗艦ただ一隻、全残存火力を集中させろ!」
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◆RO/TgQj9wk
[saga]
2016/06/25(土) 20:36:46.39 ID:t0LfCmv50
提督「すまん、ありがとう」
義手を受け取ろうと提督が手を伸ばすと、あら?と間宮が声をあげた。
間宮「提督、手首の辺りが黒くなってますよ、この義手。塗装が剥げたんでしょうか?」
提督「いや、それは」
はたと気づき、口をつぐむ。
ここで元の色は銀だったと言えば、手首を縛られたという事情を知る間宮は絶対に気づいてしまう。
だが、時は既に遅かった。
間宮「提督」
提督「・・・」
間宮「隠してたんですね?」
提督「違う、俺は心配をかけたくなくて「提督!」
間宮「話してあげてください」
頑固に提督はそれは無理だと首を振る。
話すわけにはいかないのだ。
せめてこいつらだけでも知らないままこの旅を楽しんでほしい。
提督「この旅が終われば、絶対に話す。だめだ、今はダメなんだ。分かってくれ・・・!」
間宮「提督、この黒いものはさっきお風呂場で見たときよりも広がっているんじゃないんですか?」
提督「っ」
間宮「広がってるんですね?」
提督「広がってない」
間宮「嘘をつかないでください」
詰問する間宮の顔は微笑んでいた。
なぜそこで笑う?今は大事な話をしているときだろう!
提督「広がってないといったら広がってない!その義手を俺に渡せ!」
いつになく気が立っているせいで、前のように右手で取り返そうとしてしまった。
身体のバランスが崩れ、その場に倒れ込んでしまう。
提督「お前らは一体なにがしたいんだ!まるで尋問じゃないか・・・っ」
ハッと彼はそこで思い出す。
おかしい。
俺は義手をはめて部屋を出たはずだ。
それは自分の目で確かめたから間違いない。
それをなぜ間宮が持ってこれる?
疑問と焦り、不安と恐怖で心臓の高鳴りが最高潮に達したところで提督はガバと飛び起きた。
提督「ハァッ・・・、はぁ・・・」
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