過去ログ - 提督「狙うは旗艦ただ一隻、全残存火力を集中させろ!」
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865: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/07/20(水) 21:17:46.64 ID:s8zfelWe0
時間経過&移動。

降りてきた艦長を呼び止め、緊急に護衛艦が必要である理由を説明した。

終始真面目に聞いてくれていた艦長は、二つ返事で快諾してくれた。

艦長「しかし、その行軍距離でいくならできる限り重さも排除せねばならんですから、弾薬量が乏しくなってしまいます」

提督「直掩戦闘機を十機つけます」

艦長「・・・・・・補給してくるから待っていてください」

五月雨「提督っ、一体何をっ」

追い付いてきた五月雨が聞いた。

提督「・・・さぁ、作戦会議の続きだ」

五月雨「えっ、ちょっと、待ってください!」


移動。横須賀軍港倉庫内。

どうやら護衛艦は補給のために寄港しただけのことらしい。

何をしていたのかと聞いたら定期的な試運転みたいなものだとはぐらかされてしまった。

何はともあれ艦長も同席しての作戦会議再開である。

提督「先ほどの説明の復習も兼ねて、もう一度一から説明し直そう。少し手直しはも入るかもしれないからよく聞いておいてくれ」

提督「赤城、加賀、白露、夕立、村雨、時雨、春雨の空母機動部隊は装備が整い次第輪形陣を組み直ちに抜錨。最大戦速で方位1-3-5へ航行。650km走ったと判断した所で増槽をつけた烈風を全機南鳥島に向けて発艦」

提督「その後はその場で待機。機関はいつでも巡航速度を出せるように待機させておきながら、後続の速吸の到着を待っていろ」

提督「当の速吸率いる補給艦隊は、速吸、名取、長良、五月雨、涼風、暁、響、雷、電、秋月。空母機動部隊の出港を追いかける形で単縦陣を組み巡航速度にて航行、途中空母機動部隊に出くわしたら直ちに洋上補給を行うように」

提督「水上打撃部隊は、扶桑、山城、ビスマルク、加古、古鷹、飛鷹、隼鷹、大鳳は空母を前にする形で複縦陣を組み、護衛艦ありあけに搭乗し、目標地点付近まで向かえ」

扶桑「・・・わ、わかりました」

突然のことに驚きつつも、扶桑は了解する。

しかし疑問は当然あった。

扶桑「護衛艦に乗って行ったとして、まず、その護衛艦の帰還はどうなさるんですか?」

提督「確かギリギリ帰られるんでしたよね?」

艦長「ええ、ギリギリ」

提督「そういうわけだ」

扶桑「次に、目標地点というのはどこでしょうか?護衛艦の皆さんが危険に晒されては元も子もありませんよね?それに、護衛艦の速度でも間に合うのでしょうか?」

提督「それは今から説明するところだ」

扶桑「申し訳ありません。お願いします」

提督「護衛艦ありあけには横須賀軍港を出港して1200kmの行程を航行してもらう。1200km走ったところで扶桑達が艤装をつけたうえで船から降り、本格的な作戦行動に入ってもらおうと思っている」

扶桑「はい」

提督「ここからが大事なところだ。さすがにその後の600kmを最大戦速で航行しても間に合わないのだから、飛鷹、隼鷹、大鳳には敵を引き付けるという大役を買って出てもらわなくてはならない。烈風や彗星などの混合編隊で敵を陽動し、うまく水上打撃部隊との打ち合いにもつれ込ませたいんだ」



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