過去ログ - 八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「きっと、これからも」
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363: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2016/05/08(日) 00:47:49.89 ID:klf2/hE40



ただただ真っ直ぐに、天海はその先を見据えている。

思わず、言葉を飲んでしまった。



八幡「……さすがだな」

春香「そんな事ないよ。ただ、ちょっと欲張りさんなだけ」



そして、天海は照れたように笑う。



何となく分かったかもしれない。

きっと、この姿勢がトップアイドルに必要なものなんだろう。そして、それは誰しもが持ち得ているものなんだと思う。

多くの人が夢を追いかける上で、失っていくもの。その憧れと情熱を、ずっとずっと手にし、走り続ける者。



そんな存在だから、俺たちは、彼女たちに魅了されてやまないのだ。



八幡「……追いつくのは、苦労しそうだな」



俺が苦笑し呟くと、彼女も一緒に笑い出す。



春香「待ってるよ。――あの、輝きの向こう側で」



きらびやかな街の光に照らされ、俺たちは歩く。

今は隣にいるが、きっと次に会う時は、正面での、向かい会っての再会になるだろう。
でもそれは決して哀しい事ではなく、楽しみで、喜ぶべき事だから。


俺たちは、その日を夢見て歩き続ける。





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