17: ◆p9SgRx86s.[saga]
2015/07/21(火) 01:18:02.14 ID:TPd0SKsF0
とりあえず、チノ編(?)投下です。
――遡って・チノの部屋
ココア「――ここは、この公式を使った方が」
チノ「あっ……そ、そうですね」
ココア「うんうん。チノちゃんは飲み込みが速いね」ニコッ
チノ「そ、そうでしょうか?」
ココア「さすが私の可愛い妹っ」
チノ「……妹じゃないです」
ココア「わっ、怒っちゃった?」
チノ「お、怒ってないです」アセアセ
ココア「そっか。良かったぁ……」
チノ「……」チラッ
チノ(――また、この感じ)
チノ(ココアさんが笑ってるのを見て、何だか落ち着かなくなる感覚)
チノ(どうして、こんな気持ちになるのでしょうか……)
ココア「チノちゃん、どうかした?」
チノ「な、何でもないです」アセアセ
チノ「それではココアさん、続きもお願いできますか?」
ココア「うんっ! チノちゃんのためなら、ずっと付き合うよっ」ニコッ
チノ「……た、助かります、ココアさん」モジモジ
ココア「――でも、嬉しいなぁ」
チノ「?」
ココア「チノちゃんが私に『理科を教えてほしい』なんて言ってくれて」
ココア「私、そんな風にチノちゃんに頼られたことってないような気がするし」
チノ「……どうやら」
チノ「英語とかはともかく、数学とか理科が得意なのは本当みたいですから」
ココア「……チ、チノちゃんが教えてほしいって言うなら、頑張って英語とかも得意科目にするよ?」
チノ「大丈夫です。そちらの科目は、リゼさんやシャロさんにお聞きした方が速いでしょうし」
ココア「……うう。これじゃ、お姉ちゃんとして恥ずかしいよ」
チノ「ですからココアさんは、姉じゃないです」
ココア「そんなぁ……」グスッ
チノ(――お姉ちゃん)
チノ(以前、不覚にも……熱を出して苦しそうだったココアさんに)
チノ(呟いてしまった言葉、でした)
チノ(……それから、ココアさんが「お姉ちゃん」と言ってくる度に)
チノ(何だか、落ち着かない気分になるような感じがして――)
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