20: ◆p9SgRx86s.[saga]
2015/07/21(火) 01:22:15.66 ID:TPd0SKsF0
ココア(――でも)
ココア(こんな風に色んなことを考えちゃうのも、ほんの少しの間で……気がついたら、私は)
ココア「……チノちゃん」
ココア(誘われるように)
ココア(もしかしたら、この後でどんなことが起こるのかも何となく分かってながら)
ココア(私は、チノちゃんのベッドに進んで――)
――その頃・廊下
チノ(――ココアさん、大丈夫でしょうか?)
チノ(わ、私が悪いのかもしれません……ココアさん、今日も頑張って働いてくれてましたし)
チノ(……部屋に戻ったら、どうしましょう?)
チノ(さっきより……そ、その、優しい感じになるように頑張らないと、ですよね)
チノ(そうじゃないと、ココアさんに悪い、ですし……)
チノ「……ココアさん」コンコン
チノ「ただいま、戻りま、し――」ガチャッ
ココア「……」スースー
チノ「――た」
ココア「……んぅ」
チノ(コ、ココアさんが私のベッドに……!?)
チノ(ど、どうして? ……そ、そんなに疲れちゃってたのでしょうか?)アセアセ
ココア「……あっ」
ココア「チノちゃん……お帰り」
チノ「た、ただいまです、ココアさん」
チノ「――そ、そんなにお疲れだったんですね」
ココア「え? ……あっ」
ココア「ご、ごめんね。い、いつの間に、ベッドに?」
チノ「……お、覚えてないんですか?」
ココア「う、うん……あれ?」
チノ「ココアさん、無理しないで下さい」
ココア「ありがと、チノちゃんは本当に優しいね」
チノ「……えっと」カァァ
ココア「――あっ、お茶持ってきてくれたんだ」
チノ「はい。こちらで良かったですか?」
ココア「うん、ありがと……ふわぁ」
チノ「ほ、本当にお疲れですね」
ココア「うん。でも……」
ココア「せっかく、チノちゃんが持ってきてくれたお茶だし……今、起きる、から」
チノ「コ、ココアさん。無理しちゃダメです」アセアセ
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