41: ◆p9SgRx86s.[saga]
2015/08/15(土) 00:16:57.77 ID:UbPUUXlm0
ココア「そ、そっか……」
ココア「……ごめんね?」
リゼ「あ、謝らないでくれ」
リゼ「余計に、て、照れくさくなるだろう?」カァァ
ココア「そっか。そうだよね」
ココア(――リゼちゃんの、そんな表情を見たくて言ったのかも、なんて)
ココア(いちいち、自分で自分を疑っちゃうのが何かイヤだった……)
――外
リゼ「……それじゃ、帰るか」
ココア「うん、そうだね」
リゼ「さてと。急いで帰って、チノたちと店内を――」
ココア「……ねぇ、リゼちゃん?」
リゼ「ん?」
ココア「それ、重くない?」
リゼ「……これか?」
リゼ「いや、大したことないぞ」
ココア「……さっき、バッグに詰めてる時」
ココア「私、凄く重くて腰が抜けちゃいそうになったし」
リゼ「……!」
ココア「リゼちゃん、ホントに大丈夫?」
リゼ「――え、えっと」
リゼ「そ、そうだな……たしかにココアの言う通り、ちょっと重いかもな」
ココア「そっか。それじゃ――」
ココア「ね? 一緒に持たない?」
リゼ「……え?」
ココア「ほら。ここを、こうして――」
ココア(言いながら私は、リゼちゃんの持っている所に手を伸ばす)
ココア(うろたえちゃうリゼちゃんに気づかないフリをしながら、バッグを支える持ち手の一方を私が掴んで――)
ココア「ほら。こうしたら、重さも半分こかなって」クイッ
リゼ「……コ、ココア」
ココア「ね? このまま、ラビットハウスまで戻らない?」
リゼ「そ、それは」
リゼ「そう、だな……」
ココア「うん。いつもリゼちゃんに持ってもらっちゃったし」
ココア「……たまには、リゼちゃんも私たちを頼っていいんだよ?」
リゼ「……い、一応、私はお前の先輩なんだが」
ココア「うん。バイトの先輩だからこそ」
ココア「ムリしないで、色々話して下さい。先輩?」クスッ
リゼ「……そ、そういうのはやめてくれ」
ココア「ふふっ、冗談だよ」
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