過去ログ - 海未「海の日ですね」ことり「そうだね!」
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15:名無しNIPPER[sage]
2015/07/20(月) 14:50:47.78 ID:fe1VaHRR0

電車が走り出すと、ことりは私に巻きつけていた腕を解き、何やらバッグの中をガサガサと漁った。

ことり「あと少しで海着くから、海未ちゃん、日焼け止め塗ろっか」

ヒョイと差し出してきたのは、ことり愛用の日焼け止め。

海未「え......。いいですよ、家を出る前に塗ったじゃないですか」

その小さい容器を見せられて、まるで紋所を水戸黄門に突きつけられたかのように、私はたじろぐ。

ことり「いいですよ、じゃないです! 日焼け止めはこまめに塗らないと効き目ないんだからねっ!」

ことりは私を咎めながら自身の手のひらにべぷっ、べぷっと数回白い液体を出した。

ことり「ほら、海未ちゃん、こっち向いて! 顔に塗ってあげるから!」

海未「え、いいですって!!」

ことり「ダーメー!」

海未「私が日焼け止めのベタベタしたの、苦手なの知ってるでしょう!?」

ことり「これそんなにベタベタしないやつだから! 大丈夫!」

海未「ううう......ことりの馬鹿......」

ことり「バカって言う方がバカなんだよ、海未ちゃん。 ほら、目つむって?」

私はおとなしく、しかたなく、ことりに日焼け止めを塗ってもらうことにした。

代わりにことりの顔に日焼け止めを塗ろうとしたら、「海未ちゃん雑だから、自分で塗る」と断られたのが、実は結構胸にキたのは内緒にしておく。

日焼け止め、塗る練習しておこう......。




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