過去ログ - 海未「海の日ですね」ことり「そうだね!」
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名無しNIPPER
[sage]
2015/07/20(月) 16:56:31.43 ID:fe1VaHRR0
しかし、そこは運動にあまり慣れていないことりのすることだ。
投げられたサンダルは3mもいかないところで海に落ち、数回の波乗りを経て、すぐさま砂浜にシャーっと打ち上げられた。
海未「......あー、なんていうか、ことりっぽくて良かったと思いますよ?」
足を通すとサンダルは海水で濡れてひやっとしていて、そして、へばりついた砂のざらついた感触が足の裏でこそばゆかった。
ことり「海未ちゃんフォロー、ホント、下手」
海未「ことりは投げるのがホント、下」
ピシャ
海未「......」
ことり「ふっふっふっ」
顔に冷たいものがかかったと思ったら、ことりが海水をかけてきた。
どうやってかけたんですか?と言いたいくらい結構な量がクリティカルヒットしたらしく、私の顔と上半身の大体がびしょ濡れになった。
海未「ちょっと......、着替えは持ってきてないんですが」
ことり「タオルあるから、大丈夫だよ」
海未「タオル......タオルを着て帰れと!?」
ことり「それぐらいすぐに乾くよっ。......おっと!!」
水を私が掬っているのに気がついたことりが一目散に走り出した。
海未「あっ!! こら、ちょっと待ってください、ことり!?」
ことり「やだよー! まったら水かけられちゃうもん!」
海未「そ、そうですけど!? あ、いや、別にかけませんけど!! 私がことりに水かけるわけないじゃないですかー!?」
ことり「どうかなぁー。海未ちゃん、たまに本気でわからない嘘つくから」
夕陽が今にも沈みそうな浜辺で、高校生2人が、海水をかけあおうと、駆け回ってる、こんな光景が見られるのは、海の日だけ。
ことり「あ、海未ちゃん! 危ないっ!!」
海未「えっ、何が、 ぶわっぷ!?」
またことりが掬って放った海水を見事に被ってしまった。
ことり「うわぁー。まさか、こんな手に引っかかるとは......海未ちゃん、ことりに弱すぎ」
海未「......なんとでも言ってください」
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