過去ログ - 教師「二人組つくってー」 偏屈「またこれか」
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2015/07/21(火) 03:21:38.40 ID:gj/P2+OT0
イケメン「俺は偏屈があんなひどいこというやつだとは思えないんだ。聖人がそんなひどいこと言わせるやつだとも思わないし」
親友「いや、偏屈はクズだよ。クズだってこと自覚してるから別に付き合うのもそんなに躊躇してなかったけど、もう無理だわ」
イケメン「どうせ親友に毒吐くくらいのノリで言っちまったんだよきっと。ほら、お前豆腐メンタルには厳しいって言ってたろ」
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2015/07/21(火) 03:24:44.51 ID:gj/P2+OT0
聖人「はあ……」
女「元気ないわね聖人。大丈夫、偏屈のことは私たちに任せて」
聖人「いや……あれはどう考えても私が悪かったんだよ……」
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2015/07/21(火) 03:29:46.29 ID:gj/P2+OT0
〜テスト終了後〜
偏屈(さてと……さっさと帰るか)
イケメン「偏屈……話がある」
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2015/07/21(火) 03:33:48.59 ID:gj/P2+OT0
イケメン「……ああ。好きだ」
偏屈(やっぱりな……聖人もイケメンのこと好きだし、結ばれてろ)
イケメン「それがどうかしたのか?」
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2015/07/21(火) 03:37:42.64 ID:gj/P2+OT0
〜数分前、教室にて〜
女友「さて、テストも終わったことだし、本格的に偏屈のことぶちのめしてあげましょ」
女「そうね、そうしましょ。聖人も、そろそろ庇うのやめな。庇うだけむだな悲惨なクズよ」
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2015/07/21(火) 03:44:25.15 ID:gj/P2+OT0
聖人「偏屈くんはクズなんかじゃないよ……優しいし、勉強教えてくれてすっごくわかりやすいし、変なこと押し付けられても引き受けちゃうし、めんどくさいことでもなんやかんやいいながらやってくれるし」
親友(……聖人ちゃん)
聖人「あのときだって、私がしつこく手伝うっていうからちょっときつく断られただけなの! 原因は私のおせっかいなの!」
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2015/07/21(火) 03:51:45.92 ID:gj/P2+OT0
〜空き教室にて〜
親友「とまあそんなわけだ。偏屈、お前本当にいいお隣さんを持ったな」
偏屈「……」
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2015/07/21(火) 03:53:08.13 ID:gj/P2+OT0
偏屈「俺はずっとあいつのことクズだと思ってた……優しくして、俺みたいなモテないやつにでも優しくして、イケメンみたいな格好良いタイプの男からのイメージを上げたいだけのクズ女だと思ってた……」
偏屈「みんなや俺やイケメンたちの前では目があったって普通に愛想よくして、本当はみんなにはそれ以上に愛想よくしてて、それで裏では女や女友と悪口言いたい放題してると思ってた」
偏屈「なのに……なんで……何で本物のいいやつなんだよ!! 貸したノートにわざわざ付箋はってお礼言ったり、わからないところ積極的に聞いてきたり、無愛想な顔してる俺にでも毎日挨拶してくれたり!」
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2015/07/21(火) 04:04:28.17 ID:gj/P2+OT0
〜終業式の日〜
親友「偏屈よ、イケメンと聖人ちゃん本格的に付き合うってよ」
偏屈「そうか。美男美女で聖子聖女のお似合いカップルじゃねえか」
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2015/07/21(火) 04:07:19.42 ID:gj/P2+OT0
親友「いやーしかし、あの一人がたり、正直キモいわ」
偏屈「うるせーよ」
親友「おまえがおまえたる所以を見たね。俺は」
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2015/07/21(火) 04:11:01.78 ID:gj/P2+OT0
聖人「ありがとう。あと……ずっと渡し損ねてたんだけど……これ、ノートと勉強教えてくれたお礼……」
偏屈「缶のアイスコーヒー……」
聖人「ずっと前に買ったのに渡せなかった……パンとかにしてなくてよかった……」ニコッ
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