13:名無しNIPPER
2015/07/21(火) 12:04:27.26 ID:YMdcm1g70
すこし迷ってから、平塚先生に確認してみよう、と思った。職員室へ向かうために歩き出す。
「なにか御用ですか?」
背後からの声に、足がつんのめった。
いつの間にいたのだろう。くるんと回って振り向けば、雪ノ下雪乃がそこにいた。
背は私より少し低い。痩せ形の体。背中まで伸びた黒髪は流れがよく、清く流れる川のよう。
私は思わず見入ってしまった。
「城廻先輩?」
「あ、ん? 何?」
「ひょっとして、ご依頼ですか?」
「んー。まあそうとも言えるね」
雪ノ下さんは怪訝な面持ちで顔を傾ける。しばらくの逡巡の後、
「まあ、入りましょう」
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