過去ログ - 【オリジナル童話】 『いちばんつよいヤギ』
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6:名無しNIPPER[saga]
2015/07/23(木) 00:21:25.56 ID:bBSR+5ut0

それを聞いたアダムは、毎日いっしょうけんめい本を読み、ついに人間よりも賢くなりました。


そんなアダムを見て、また別の長老が言いました。
以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2015/07/23(木) 00:21:54.08 ID:bBSR+5ut0

それを聞いたアダムは、たくさんのメスに求愛し、子供が100匹生まれました。


たくさん増えたヤギ達は、山の草を食べてしまい、やがて人間の畑を荒らしました。
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2015/07/23(木) 00:22:37.03 ID:bBSR+5ut0

お母さんも、長老も、子供たちも人間に食べられたアダムは、怒り、悲しみました。


ある夜、アダムが丘の上から人間の町を眺めていると、とつぜん目の前に神さまが現れました。
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2015/07/23(木) 00:23:08.31 ID:bBSR+5ut0

「アダムよ、なぜ悲しむのか」


アダムは答えました。
以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2015/07/23(木) 00:23:45.56 ID:bBSR+5ut0

すると神さまは言いました。


「お前はこの島で、最も強く、最も賢く、最も大きな群れのリーダーではないのか」
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2015/07/23(木) 00:24:23.98 ID:bBSR+5ut0

「そうだ。ぼくはこの島で最も強いリーダーだ。ぼくが頭を使えば人間をこの島から追い出せるかもしれない」


それからアダムはいっしょうけんめい考えました。
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2015/07/23(木) 00:24:58.62 ID:bBSR+5ut0

食料がなくなった人間たちは、もはやこの島では暮らせないと悟り、一人、また一人と島を去っていきました。


最後の人間が島を去った時、アダムと群れは勝利の声をあげて鳴きました。
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2015/07/23(木) 00:25:28.63 ID:bBSR+5ut0

ヤギをつかまえる人間たちがいなくなったためヤギの数はどんどん増えていきました。


そしてヤギ達は、島の最後の草を食べてしまうと、今度はどんどん数が減っていきました。
以下略



14:名無しNIPPER[sage]
2015/07/23(木) 00:25:43.31 ID:HuA2jWpOO
野菜なんか無くてもヤギ肉食えばええやん


15:名無しNIPPER[saga]
2015/07/23(木) 00:26:08.76 ID:bBSR+5ut0

敵だと思っていた人間たちがいたおかげで、ヤギ達が暮らせていたことを。


全ての仲間が息絶えて、島にはアダム一匹となりました。
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2015/07/23(木) 00:26:57.38 ID:bBSR+5ut0

おわり


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